- トレード200がエムトランザクションに名前を変更した理由
- トレード200(TRADE200)は詐欺業者だったのか?
- トレード200では出金拒否が多発していたという噂について
- エムトランザクションも悪質なBO業者なのか?
こんにちは!パンダ専務です。
今回はトレード200(TRADE200)という2014年頃からサービスを開始した海外バイナリーオプション業者について詳しく紹介していきます。
トレード200はエムトランザクション(MTransactional)という名前に変わっています。覚えておきましょう。
トレード200は「取引プラットフォームが使いずらく安っぽい」「ペイアウト率が他社と比べて低い」などデメリットが多く、当時から利用者が少ない業者です。
また出金トラブルが絶えない業者としても有名で、パンダ専務は昔から”危険な業者“として注意喚起をしていました。
ここではトレード200のサービス内容について詳しく説明すると共に、エムトランザクションとして名前が変わった現在の状況も紹介していきます。
エムトランザクションで口座開設をしようと考えている方はぜひ参考にしてください。
トレード200はエムトランザクションに名前が変わりました!
エムトランザクション(MTransactional)


総合評価 | |
---|---|
運営会社 | Act Plus Holdings Ltd.【変更】 |
所在地 | Global Gateway 8, Rue de la Perle, Providence,Mahe, Seychelles【変更】 |
金融ライセンス | 表記なし |
サポート:メール | support@m-transactional.com【変更】 |
サポート:電話 | 非対応 |
その他のサービス | ジェットオプション |
※トレード200時代から変更になった場所は【変更】と書いています。
トレード200時代とは運営会社と住所が変更になっています。
名前や運営会社を変更した理由は定かではありませんが、有力なのは「トレード200の悪評をリセットするため」という理由です。
また、変更前は悪質業者として有名なソニックオプションと同じ運営会社でしたが、変更後はジェットオプションという悪質業者と同じ運営会社になっています。
エムトランザクションについて簡単に説明した所で、次にトレード200として運営していた頃の詳細を紹介していきます。
エムトランザクションの内容を早く読みたい方は【エムトランザクションとはどんな業者なのか?】の項目まで読み飛ばしてください。
トレード200(TRADE200)とは?
トレード200とは、ソニックオプションの運営元としても知られるK2 Vantures Limited社が2014年頃から運営を行う、金融商品取引業無登録の海外バイナリーオプション業者です。
サービス開始当初は、最大ペイアウト率200%という魅力もありトレード200を利用する投資家もいましたが、現在ではそのペイアウト率を超えるサービスを提供する業者が増えた事から、利用者が激減してあまり注目されていない海外バイナリーオプション取引業者の一つと言えます。
トレード200(TRADE200)


総合評価 | |
---|---|
運営会社 | K2 Vantures Limited |
所在地 | Babrow Building The Valley Anguilla British West Indies |
金融ライセンス | 表記なし |
サポート:メール | support@trade200.com |
サポート:電話 | 非対応 |
その他のサービス | ソニックオプション |
ちなみに、トレード200はアンギラというイギリス領にある小さな島で運営が行われています。
大きさは石垣島のおよそ半分ほどで島の形がウナギに似ている事から、スペイン語・フランス語・ポルトガル語でウナギを意味するアンギラと命名されました。(※場所は下記画像参照)

また、トレード200の公式サイト内には会社名・所在地・メールによる問い合わせ先の3点しか記載されておらず、代表者名や電話番号などの記載は一切ありません。
所在地に関して言えば、アンギラの首都であるValley(バレー)にあるBabrow Buildingというビル名しか記載されていませんが、このビル名を調べてみると面白いことがわかりました。
さらにこの住所をGoogle検索するとこの住所に酷似した住所が過去に未公開株詐欺に関連した無登録の違法業者の住所として関東財務局・金融庁の警告に登場していることが分かりました。
なんと、過去に未公開株詐欺を行う違法業者が拠点を置いていた場所で運営を行っている。
怪しすぎだろwww
勿論トレード200とは会社名が違うため、未公開株詐欺に関連した無登録業者というのがトレード200やソニックオプションではないと結論付ける事はできますが、会社名やサービス形態を替えて運営されているものと疑う人がいてもなんら不思議ではありません。
また、記述されている会社情報の少なさやサポート体制がメールのみという点を見ても、信用出来る会社なのかと問われると、正直「心もとない」としか言えないのがないのが事実です。
これだけで利用する価値のない業者と判断できますが、さらに皆さんの気持ちを代弁するなら、
なんなのww Babrow Buildingは怪しい金融商品紛いのサービスを提供する会社が集まる場所なん?www
というところでしょう。何かトラブルが起こった場合でもメールでしか対応してもらえない時点で私は利用したいと思わないですが、会社概要やサポート体制だけで使える業者なのか・使えない業者なのかを判断するのは早計なので、次は取引面やサービス内容に着目して見ていきましょう。
トレード200のサービス内容がショボ過ぎる
2020年にサイトデザインが大きく変更されたトレード200ですが、新しい機能が加わった、取引商品が増えたという事は一切なく、これまで通りのサービス内容で取引を提供しています。
まずはトレード200の取引概要・詳細から見ていきましょう。
トレード200(TRADE200)


通貨ペア | 7種類 |
---|---|
仮想通貨 | 取扱いなし |
株価指数 | 取扱いなし |
商品指数 | 取扱いなし |
取引/ペイアウト率 | ハイ&ロー:1.76倍 RETURN200:2.00倍 短期取引:1.74倍 ポイント取引:1.00倍 |
専用ツール等 | ローソク足が見れる |
トレード200で取引可能なのは主要通貨ペア7種のみで、仮想通貨やGOLDのような商品指数の取引は行う事はできませんので、特段投資家の目を引くようなコンテンツはありません。
加えて各取引のペイアウト率がとてつもなく低く、トレード200で利益を出す場合他の海外業者より高い推移の勝率を維持する必要があるため、初心者は絶対に使わないようにして下さい。
ハイローオーストラリアなど、代表的な海外バイナリーオプション業者が提供するペイアウト率と、トレード200のペイアウト率を比較した場合、以下の様になります。
ハイロー | スプレッド | 短期取引 | |
---|---|---|---|
Highlow.com | 1.85~1.95倍 | 2.00倍 | 1.85~2.30倍 |
ザ・オプション | 1.80~1.85倍 | 2.00倍 | 1.83~2.00倍 |
トレード200 | 1.76倍 | 2.00倍 | 1.74倍 |
ドル円やユロルのような、主要通貨でしか取引を行わないという方であれば最低限の取引は可能ですが、取引幅を広げる事ができないため本格的にバイナリーオプションで稼いでいきたいという投資家には物足りないサービス内容と言えるでしょう。
また、取引プラットフォームのデザインもリニューアルに伴い大幅に変更されましたが、肝心の中身はあまり変更されていないため、約定のズレ問題は解決されておらずチャート画面はカクカク、立て続けにエントリーする連打エントリーも行えないままです。
他の海外業者と比較して、何かひとつでも突き抜けているものがあればと思うが、マジでなにもない・・・。
トレード200のペイアウト率で利益を得るために必要な勝率
トレード200はペアウト率が他のバイナリーオプション業者と比較してとても低く設定されているため、トレード200の取引環境下で利益を得るためには約57%ほどの勝率が必要です。
一方、ザオプションやハイローオーストラリアでは、ペイアウト率が高く設定されているため、同じハイアンドローの取引でも利益を得るために必要な勝率が大きく異なります。
まずは、各業者のペイアウト率と必要勝率をまとめた表をご覧ください。
ちなみに、これは毎回同じ金額でエントリーを続けた場合に必要となる勝率のため、エントリー金額を取引毎に変化させることで、少ない勝率でも利益を出すことは可能です。
しかし、必要勝率を見て頂ければわかるように、ザオプションは55%前後、ハイローオーストラリアに関して言えば更に低い50%前半の勝率さえ維持できれば利益を得ることが出来るため、トレード200で取引を行う事自体が初心者にとっては大きなハンデを背負った状態と言えます。
いくら長年運営を行っている老舗の海外バイナリーオプション業者で、出金がトラブルなく行えたとしても、根本的に稼ぎにくい業者では利用する意味がありません。
トレード200の出金拒否について
インターネット上にはトレード200(TRADE200)を利用している一部投資家から、「トレード200は出金されない詐欺業者」という書き込みがありますが、これは以前採用されていたボーナスシステムの出金制限による出金拒否が関係しています。
下記は、現在トレード200のサービスとして導入されているトレードポイントが採用される前に、実際にトレード200で行われたいた入金ボーナスの一つです。

※初回入金を行う事で元金以上の取引が行える用になる代わりに、出金制限がかかるボーナスシステム。
海外バイナリーオプション業者の多くではボーナスシステムが採用されており、投資額として入金する金額以上の取引が出来るようになるサービスを提供している業者が多くあります。
ボーナスシステムは、元金以上の取引ができるため一見お得なものと錯覚してしまいますが、受け取る事により出金に制限がかかり、利益額の出金が簡単に行えなくなるのが最大の落し穴です。
ちなみにトレード200のボーナス出金条件は、(入金額+ボーナス付与額)×15倍の取引実績がなければ出金が行えない仕組みでした。これを実際に計算してみると、以下の通り。
初回入金5万円で、25%のボーナスを受け取った場合
(元金50,000円 + ボーナス額25,000円) × 15 = 1,125,000分の取引実績
このように、元金とボーナス額を合わせた75,000円という資金で、約110万円分の取引を行わなければ利益額の出金が行えない、出金申請をしても拒否されてしまうというカラクリです。
ただし、繰り返しになりますが現在のトレード200ではボーナスシステムは廃止されているため、ボーナス金額を受け取る事による出金制限・出金拒否は現在はないと考えて問題ありません。
また、現在の出金可否状況も2014年から長年運営を続ているという点を見ても、少なくとも全く出金が出来ない業者ということはないと思います。
しかし、今回のように海外バイナリーオプション業者を利用する投資家の間では「出金できるか、出金できないか」と議論されることがありますが、出金なんて出来て当たり前、出金できるできないが議論される時点でその業者に利用価値はないと認識しておいて下さい。
ボーナスシステムに変わるトレードポイント
トレード200ではボーナスシステム終了に伴い、トレードポイントというポイントシステムが導入されました。トレードポイントは出金条件なしに、取引に成功すればそのまま出金も可能です。

- 取引成功で円に変更(出金可)
- 受け取るリスクがない
- トレードポイントだけで取引が可能
- トレードポイント専用取引でのみ利用可能
- トレードポイントの取引は等倍取引(1.00倍)でペイアウト率が非常に低い
- 入金者全員がポイントの受取対象ではなく、受取総額上限が決められているため、入金してもトレードポイントを受け取れない場合がある
トレード200で唯一評価出来るポイントがこのトレードポイントです。投資家はリスクなく取引を行う事が出来るため、受け取る事ができれば資金を失うリスクなしに取引が出来ます。
逆に「入金すればトレードポイントがもらえる!」と思い入金をしても、受取総額をすでに超えている場合は、いくら高額の入金を行おうとも1ポイントも受け取ることが出来ません。

ここがトレードポイントの落し穴で、「今現在、入金を行うとトレードポイントが付与されるのか」という点は公式サイト内に記載されていないため、入金するまではトレードポイントが付与されるのか、付与されないのかわからない仕組みとなっています。
キャンペーンページが表示されている間は配布期間中と受け取ることも出来ますが、過去に膨大なボーナス出金条件を課して出金できない仕組みを使いトラブルを撒き散らしていた所を考えると、入金後にトレードポイントが付与されるかどうかは運任になると考えたほうが良さそうです。
トレード200の評判・口コミが悪すぎる
トレード200が巷でどの様に話題になっているのか、評判や口コミを調査してみました。
ちなみに、トレード200を推奨しているアフィリエイトサイトに掲載されている評判や口コミはソース開示がなく、自作自演の疑いがあるため今回はTwitterを使いトレード200のエゴサーチを行っています。
トレード200のエゴサーチを行ってみた結果、まともな書き込み(ツイート)が殆どなく、スパムのような書き込みしかありませんでした。利用者が殆ど居ないということがわかると思います。
ちなみに、5ちゃんねるのような大型掲示板では話題にもあがっておらず、トレード200に関する書き込みやスレッドを見つける事自体が困難でした。
エムトランザクションになって改善された点は無い!
まずはエムトランザクションペイアウト率を比較しながら見てみましょう。
ハイロー | スプレッド | 短期取引 | |
---|---|---|---|
Highlow.com | 1.85~1.95倍 | 2.00倍 | 1.85~2.30倍 |
ザ・オプション | 1.80~1.85倍 | 2.00倍 | 1.83~2.00倍 |
トレード200 | 1.76倍 | 2.00倍 | 1.74倍 |
お気付きの方もいるかと思いますが、トレード200から何も変わっておらず、「高い勝率を維持しなければ稼げない」というトレード200のデメリットは改善されていません。
またトレード200で唯一のメリットであったボーナスは廃止されており、むしろボーナスが無いことを売りにしている始末です。

もはや真面目に運営する気は無いのでしょう。「名前を変更して悪評が経つ前に少しでもカモを捕まえよう」という魂胆が見え見えです。
出金拒否トラブルは変わらず発生中
エムトランザクションとなった現在も出金拒否は当たり前のように行われています。
Twitterで見かけた事例をいくつか紹介しておくので参考にしてください。
@Mtransactional
もしこのサイトでバイナリーオプションする人いたら注意して欲しい、出金できないです。ずっと問い合わせして無視されてて、Twitterアカウント作ったからそこに連絡したらブロックされた。出金するつもりないらしい、つまりクソサイト☺︎ pic.twitter.com/fV5N1yrLtx— soⓁ (@y_kayon) September 24, 2021
ずっと問い合わせ続けて結局出金はしてもらえなかった。
そしてまだ返金はされてないのにアカウント削除された明日には入金されてるかな? pic.twitter.com/XvtmZprEM9— ぷぷぷ (@magi_anime) April 1, 2022
一般的に出金拒否は利用規約違反などが原因となります。もし規約違反となってしまった場合でも、利益分は出金できなくとも入金額だけは出金できるケースが大半です。
エムトランザクションでは入金額さえ出金されず、運営に連絡しても要領を得ない回答が来るか無視されるかの二択となっており、今まで見たこと無いほどの最悪な対応となっています。
元がトレード200であるとする根拠は?
「なぜトレード200がエムトランザクションだと分かったの?」と疑問に思う方もいると思うので、ここでエムトランザクションがトレード200であったと分かる2つの根拠を紹介しておきます。
まず1つ目はトレード200の公式ページにアクセスするとエムトランザクションの公式ページに移動するという事です。
実際にトレード200の公式ページ(https://trade200.com/)にアクセスするとリダイレクト(特定のURLにアクセスしたときに別のURLに飛ばす仕組み)が設定されているのが分かります。
2つ目はエムトランザクションのページ内に「トレード200」という表記が何か所も残っているためです。

【メールが届かない方へ】のページを見ていただくと分かりますが、ページ内で使われている画像には「TRADE200」と書かれています。
見た目やサービス内容が似ていたため「トレード200ぽいなー」となんとなく思っていたパンダ専務ですが、このページを見た時に確信しました。
詐欺師の誘導先として頻繁に使用されている
バイナリーオプションを使ったレクチャー詐欺や高額ツール販売詐欺でエムトランザクションが使用されるケースが増えてきています。
詐欺師は顧客を紹介することで支払われる紹介料を目的として、レクチャーやツール販売と合わせてバイナリーオプション業者の口座開設を促してくるケースがほとんどです。
詐欺師は紹介料を貰うために「顧客が口座開設をしたことが無いバイナリーオプション業者」で口座開設をさせる必要があるため、必然的に人気のあるハイローオーストラリアなどは選択肢から外れます。
結果としてエムトランザクション等の悪質業者に誘導するケースが多くなるため、レクチャー詐欺被害だけでなく、悪質業者に入金した資金が取り出せないという二重の被害に繋がってしまうのです。
まとめ
ここではエムトランザクション(旧トレード200)について説明しました。
- トレード200の運営拠点(所在地)は過去に未公開株詐欺を行う違法業者が拠点を置いていた場所である。
- トレード200は悪評をリセットするためにエムトランザクションへと名前を変更した。
- トレード200でもエムトランザクションでも出金拒否は多発している。
- レクチャー詐欺や高額ツール販売の誘導先としてエムトランザクションが使用されている。
個人的にはエムトランザクションを使用するのは危険すぎるので絶対に止めた方が良いと考えています。
もし既に使ってしまっている方はすぐに使用を止めましょう。またこれからバイナリーオプションを始める方はエムトランザクションだけは使わないでください。
バイナリーオプションを始めるなら他人を頼るのではなく、自分で調べた情報を自分で精査し、口座開設をする業者も自分で決めるべきです。
当サイトではハイローオーストラリアをオススメしていますが100%信用する必要はありません。不安であればいくつかのサイトを比較して決めてみるのも良いでしょう。
Highlow(ハイローオーストラリア)はバヌアツ共和国金融庁規定のもと認可を受けた企業(HLMI Markets International Limited)が運営する海外バイナリーオプション業者。
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