- バイナリーオプション業者の選定基準
- 初心者がよく騙される業者選びのポイント
- 正しいバイナリーオプション業者の選び方
こんにちは、パンダ専務です。今回はバイナリーオプション業者を選ぶ時の選定基準や、よく初心者が騙されてしまうポイントを掘り下げて解説致します。
投資家人生を左右すると言っても過言ではない取引業者選び、皆さんは何を基準に利用するバイナリーオプション業者の選定をしていますか?
私自身がハイローオーストラリア(Highlow.com)で取引している理由を踏まえ、「業者の選び方がわからない」という方の一つの指標になればと幸いです!
バイナリーオプション業者の選定基準
バイナリーオプションの取引業者を選ぶ際には選定基準となるポイントがあります。取引自体非常にシンプルな投資ですが、利用する業者選びは慎重に行わなければなりません。
実際に利益を出している投資家がどの様な基準で取引する業者を選んでいるのか、危険と謳われる海外業者を安心して利用するにはどこに気を付ける必要があるのか参考にして下さい。
ペイアウト率の高さ
ペイアウト倍率とは取引成功時に受け取れる掛け金に対して支払われる配当の倍率です。ペイアウト率2倍では掛け金に対して2倍、ペイアウト率3倍では掛け金に対して3倍の配当が支払われます。
バイナリーオプション取引では同じ通貨ペアであっても取引業者によりペイアウト率は異なるため、少しでも高いペイアウト率でサービスを提供している業者で取引する方が有利に取引を進められます。

例えば、上記の様に同じ通貨ペア・取引方法でもこの様に大きくペイアウト率が異なります。当然、少しでもペイアウト率の高い方が効率良く利益を得る事が可能となるため、Highlow取引でJPY/USD取引を行う場合はハイローオーストラリアを使う方がお得です。
■10,000円の取引を行った場合
- ハイローオーストラリア(1.85倍)
1,0000円×1.85=18,500円
※8,500円の利益 - JETOPTION(1.72倍)
1,0000円×1.72=17,200円
※7,200円の利益
利益の差:同じ通貨ペア・取引方法でもhihglow.comで取引を行った方が1度の取引で1,300円も多く利益を獲得することが出来る。
上記は1度の取引での差額でしたが、基本的にバイナリーオプションというのは数多くの取引をこなすことで収益を増やす投資になります。
そうすると必然的にペイアウト率の差は収益に大きな影響を与えるため、同条件ならばペイアウト率が高い方が有利となるわけです。
ただし、注意点として高いペイアウト率の取引には大抵スプレッドがあります。これは危険なスプレッドにて紹介していますので、詳しくはそちらをご確認下さい。
出金面の安全性・手数料
国内業者の場合は金融庁管轄下でサービスを提供しているため、安全性という部分では気にする必要はありません。海外業者を利用する場合は出金面の安全性や手数料は事前に確認が必要です。
出金手数料 | 備考 | |
---|---|---|
ハイローオーストラリア | 無料 | 銀行手数料のみ負担 |
トレード200 | 3,000円 | 出金額が10万円以上の場合は手数料無料 |
ソニックオプション | 3,000円 | 出金額が10万円以上の場合は手数料無料 |
ジェットオプション | 無料 | 銀行手数料のみ負担 |
ザ・バイナリー | 無料 | 銀行手数料のみ負担 |
ファイブスターズマーケッツ | 1,000円 | bitwalletでの出金は何回でも無料 |
ザオプション | bitwallet:出金額の4% | 5段階の口座レベルにより無料出金回数が決められている |
海外業者は時折出金に関するトラブルが報告されています。最初期の頃と比べると、現状は良質な海外業者しか残っていませんが、上記の表を見て分かる通り出金手数料だけでも様々です。
※出金手数料は出金手続きに伴う手数料で、銀行手数料とは別途必要となります。こまめな出金でリスク・資金管理が行いやすいように、出金手数料が無料な業者を選ぶようにしましょう。
サポート面の充実性
海外バイナリーオプション業者を利用する際はサポート体制も業者を選ぶ重要なポイントの一つです。入出金時のトラブルや不明な点などは、すぐに問い合わせ行える環境を選びましょう。

海外業者を利用する場合「英語が喋れないと問い合わせが行えないのではないか」と不安を抱える投資家が多いですが、現状利用されている大手の海外業者の場合は日本語サポート対応です。
もちろん、片言の日本語ではなく日本人専属のサポートを用意している業者が殆どのため、言葉が伝わらない、話が噛み合わない等の心配は必要ありません。
主に日本語サポートに対応している海外業者は以下の通りです。
メール | 電話 | チャット | |
---|---|---|---|
ハイローオーストラリア | 対応可 | 対応可 | ― |
トレード200 | 対応可 | ― | ― |
ソニックオプション | 対応可 | ― | ― |
ジェットオプション | 対応可 | ― | ― |
ザ・バイナリー | 対応可 | ― | ― |
ファイブスターズマーケッツ | 対応可 | ― | ― |
ザオプション | 対応可 | ― | 対応可 |
殆どの業者で日本語対応のメールサポートは対応していますが、リアルタイムで問い合わせが行えて電話やチャットなどで問題が解決できる体制の海外業者を選択するのがおすすめです。
プラットフォームの使いやすさ
プラットフォームの使いやすさ、つまり投資家が取引を行う取引画面のユーザビリティが高いかどうかもバイナリーオプション業者を選ぶポイントの一になります。

- 連続してポジションを保有可能
※一度約定後、連続してポジションを保有することがシステム上可能か - チャート・約定の動作がスムーズ
※チャートの動きがスムーズに動くか、約定に遅延が発生していないか - UI/UXが優れていて操作性が高い
※取引画面の操作性、使いやすさ、デザイン等が優れているか
バイナリーオプション自体はシンプルな取引ですが、取引画面の仕様は業者により様々。取引の性質上、数多くの取引をこなすものなので自分に合うプラットフォームを選択することが大切です。
連続してポジションを保有可能
例えばハイローオーストラリアは連続したポジションの保有が可能ですが、同じ海外バイナリーオプション業者の中でもトレード200では連続したポジションの保有が使えません。
PCとスマホの取引では多少仕様が異なりますが、PC版の場合は“ポップアップ”が表示され、スマホ版の場合は“新規購入”のボタンをタップして次の取引へ進む必要があります。
連続したポジションの保有が不可能ということは、投資家に有利な相場時に複数回ポジションを保有して利益を得る戦術(連打戦術)が使えないということになります。
バイナリーオプションのような為替取引には様々な戦術があり、幅広い戦術を活かすためにも、自由度の高いプラットフォームで取引が行える環境が理想的だと言えるでしょう。
チャート・約定の動作がスムーズ
取引画面内に表示されるチャートの動きがスムーズであるか、また約定時に遅延して約定しないかなども取引を行う中でとても重要です。
バイナリーオプション取引を既に行っている方であれば経験があると思いますが、「このタイミングだ!」と思ってポジションを保有しようとしても約定拒否や遅延する場合があります。
デモ取引だけではチャートや約定の遅延がわからない場合もありますので、実際に取引を行ってみて動作があまりにも不自然な場合は長く当該の業者は利用しないように心がけましょう。
UI/UXが優れていて操作性が高い
UI(ユーザーインターフェイス)/UX(ユーザーエクスペリエンス)が優れているかも重要です。ユーザー、つまり投資家が負荷なく設計されているかは取引を行う中で重要と言えます。
操作性やデザイン性の好みは投資家によって様々だと思いますので、長く付き合うこととなる自分好みのプラットフォームを探してみるのも面白いかもしれません。
取引ルールや通貨ペアの豊富さ
業者によって異なる「取扱い通貨ペア」や「取引ルール」の豊富さも業者を選ぶポイントの一つです。また、通貨ペアに加えて「商品」や「株価指数」を取り扱っている業者も存在します。
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国内の場合はラダーやレンジといった取引も多くみられますが、海外業者の場合は基本的に上がるか下がるかを予測するHigh&Lowが主流です。
しかし、取扱い通貨ペアや取引ルールはサービス業者によって異なるため、取引チャンスが増えるという意味では通貨ペア、取引方法が豊富な業者の方が戦略の幅が広がると言えるでしょう。
下記はそれぞれの海外業者で取り扱っている通貨ペア、取引方法の種類一覧です。
海外業作の通貨ペアと取引方法の種類
通貨ペア | 仮想通貨 | 商品 | 株価指数 | 取引方法 | |
---|---|---|---|---|---|
ハイローオーストラリア | 17種 | 4種 | 3種 | 10種 | 4種 |
トレード200 | 7種 | ― | ― | ― | 3種 |
ソニックオプション | 7種 | ― | ― | ― | 3種 |
ジェットオプション | 7種 | ― | ― | ― | 3種 |
ザ・バイナリー | 7種 | ― | ― | ― | 3種 |
ファイブスターズマーケッツ | 25種 | 8種 | 23種 | 2種 | 4種 |
ザオプション | 14種 | 1種 | 2種 | ― | 4種 |
基本的にどの業者でも主要通貨の取引は可能ですが、取扱通貨ペアや取引方法の観点からみて幅広い戦略を使える業者は、ハイローオーストラリアかファイブスターマーケッツの2択ということになります。
また、海外業者の中でも、取引時間は超短期の30秒からハイローオーストラリアにある「1日」という取引まで様々です。自分がどういった為替相場が得意なのかを考えつつ選択してください。
初心者が騙されるポイント
次はバイナリーオプション初心者が良く騙されてしまう海外業者のポイントです。国内業者にはないボーナスシステムや、危険なスプレットなど事前に注意しておくべき点を抑えておきましょう。
■業者選びの前のチェックポイント
悪質な業者を回避してもらいたいと言う事で、騙されやすいポイントをまとめてみましたが、上記項目に該当する場合でも必ずしも悪質というわけではありません。傾向として留意して下さい。
多額のボーナスシステム
海外バイナリーオプション業者の最大の特徴の一つである入金ボーナスシステムは、国内業者には存在しないシステムで、出金不可の取引にのみ利用出来るサイト内マネーです。
キャンペーンと称して多くの投資家がボーナスを受け取るれるようになっていますが、取引額が増えるというメリットの反面、利益額の出金が大きく制限されるというデメリットを抱えます。

上記はジェットオプション(左)とザ・バイナリー(右)の入金ボーナスです。どちらも普通に取引を行うことができる海外業者ですが、ボーナスを受け取ることはおすすめできません。
- ジェットオプション
→ボーナス額は入金額に対して100%。出金条件はボーナス額の20倍の取引。 - ザ・バイナリー
→ボーナス額は入金額に対して100%。出金条件は(入金額+ボーナス額)×15倍の取引。
仮にジェットオプションで10万円入金して10万円分のボーナスを受け取った場合、元金とあわせた20万円の資金で200万円分の取引を行うことが利益分の出金条件となります。
もちろん取引に成功すれば資金は増え、その分の取引チャンスは生まれますが、これからバイナリーオプションを始める初心者には高い敷居になることは間違いありません。
そもそもボーナスという言葉は、一見すると投資家が得をするような仕組みのように捉えてしまいがちです。加えて、実際に取引額が増えるという魅力もあります。
しかし、出金条件の敷居を自ら上げてしまい、元金の出金しか行えなくなる可能性が非常に高くなる恐れがあるため「ボーナスの有無やボーナスの金額」で業者を選ぶのは辞めましょう。
危険なスプレッド
バイナリーオプション業者を選ぶポイントの一つにペイアウト率を挙げましたが、ペイアウト率が高い取引にはスプレッド幅、レンジ幅が設けられたレンジ取引もあるので注意が必要です。
レンジ取引は通常のHigh&Lowの取引に比べ、投資家が負けやすい取引の性質上ペイアウト率が高く設定されているため、レンジ取引のペイアウト率を基準にしてはいけません。

海外業者のレンジ取引は「レンジ幅を超えて上昇するか、レンジ幅を超えて下落するか」を予測する取引。為替の動きが大きいトレンド相場でなければレンジ幅内に収まり、投資家の損失となる。
通常、上記画像のようにスプレッド幅、レンジ幅が設けられている取引はペイアウト率が非常に高く、200%のペイアウト率を超える業者が殆どです。
海外バイナリーオプション業者のペイアウト率を比較
各海外バイナリーオプション業者のペイアウト率は下記のペイアウト率比較表をご参照下さい。
ハイロー | 短期取引 | レンジ有 | |
---|---|---|---|
Highlow.com | 1.85~1.95倍 | 1.85~1.95倍 | 2.00~2.30倍 |
トレード200 | 1.76倍 | 1.80倍 | 2.00倍 |
ソニックオプション | 1.75倍 | 1.75~1.79倍 | 2.20倍 |
ジェットオプション | 1.70~1.73倍 | 1.79~1.83倍 | 2.50倍 |
ザ・バイナリー | 1.65倍 | 1.85倍 | 2.05倍 |
ファイブスターズマーケッツ | 1.45~1.79倍 | 1.60倍 | ― |
ザオプション | 1.77~1.85倍 | 1.80~1.83倍 | 2.00倍 |
この様に、レンジ幅のある取引は殆ど業者で高いペイアウト率ということがわかります。ジェットオプションに関して言えば、2.50倍と海外業者の中でも群を抜くペイアウト率の高さです。
しかし、このレンジ幅有りの取引のペイアウト率で比較してしまうと、主要取引でもあるハイロー(High&Low)や短期取引のペイアウト率を見落としてしまいます。
値動きが大きいトレンド相場であればレンジ取引の取引チャンスもありますが、一番高いペイアウト率だけを比較して利用業者を選ぶのはリスクが高いので辞めましょう。
利用業者選びは慎重に、様々な角度から比較しよう
投資家人生を左右すると言っても過言ではないバイナリーオプション業者選びは、様々な角度から業者を比較し、自分に合う業者を選択することが大切です。
悪い業者の特徴として一部分だけが突出しているイメージがありますが、上記でも紹介した多額のボーナス、一部の高ペイアウト率取引で比較という部分には注意しなければなりません。
まずは公式サイトを覗いて提供しているサービス内容(取引方法やペイアウト率)をチェックし、口座開設前からデモ取引を使える業者は実際にプラットフォームを触ってみるのがおすすめです。
バイナリーオプションにはデモ取引もある
海外バイナリーオプション業者のサービス形態は様々で、中には口座を開設する前からデモ取引として、本番同様の取引を体験することができる仕組みを取り入れているところもあります。
デモ取引では架空の資金を使い本番さながらの取引を行えることができるため、これからバイナリーオプションを始める方は取引の流れを肌で覚えることも可能です。

上記はHighlow.com(ハイローオーストラリア)のデモ取引画面ですが、口座開設を行わずに無料利用が可能で、100万円分の架空資金を使い本番同様の取引を行えます。
実際に利用してみることで、どんな取引が行えるのか、プラットフォームの使いやすさはどうなのかを知ることができるので、業者を選択する際の大きな指標となるでしょう。

まとめ
ここではバイナリーオプション業者の選び方について紹介しました。良いバイナリーオプション業者を選ぶ為にも、最終的には自分の目でしっかりと見て決める事が大切です。
- 騙されない為に様々な角度から業者を比較する事が大切
- 多額のボーナス額や一部の高ペイアウト率取引に注意する
- デモ取引などを有効に使い、自分が納得する業者選びをする
最終的に投資は自分自身の資金で行うものです。「やってみないとわからない」というのも事実ですが、口座を開設する前に一度立ち止まり、デモ取引や取引概要に一度目を通してみて下さい。
突出したペイアウト率のわりに全然稼げない業者や出金トラブルなどのリスクは、自分の目で見て納得の出来る業者選びをすることで、投資家自信で回避することができます。