- グランビルの法則とは?
- パターンをしっかりと理解しよう!
- バイナリーオプションでは本当に使えないのか?
こんにちは!パンダ専務です。
皆さんは【パターン】に関してどういった印象を持っているでしょうか。
スポーツなどでも勝ちパターンと言ったり、負けパターンと言ったり、ゲームでも同じように【パターンに入った】と言って必勝を確信したりする事、あったりしませんか?
今回紹介する、【グランビルの法則】と言うのは、所謂パターンを把握して利益を得ようと考える方法です。
ゲーム等でならまだしも、為替取引にもパターンが存在するのかと思うと少し複雑な気分です。
しかしながら、本当にパターンで取引が利益になるのなら、覚える価値があるのではないでしょうか。
どれほどの勝率があるのかも気になるので、調べてみる事にしました。
バイナリーオプションの戦略やツールなどに関しては数多くあります。

色々なおすすめに関してもまとめているので、興味のある方はよろしければご一緒にご覧ください。
グランビルの法則とは?
まず最初に知っておきたいのは、グランビルの法則とはどういったものなのか?と言う事です。

法則等には必ず作り出した人がいて、どういったルールの元作成したのか等は、わかるようになっています。
逆に言えばそういったルールが全く無いものと言うのは信用が出来ない戦略と考える事が出来る訳です。
アメリカのチャート分析家ジョゼフ・E・グランビル氏が考案した、移動平均線と株価の乖離の仕方、方向性を見ることで、株価の先行きを判断する株式投資理論。あくまでも株式投資理論であって、最初から為替投資理論ではありません。
ここで注目したいのは、最初はあくまでも【株式投資理論】である事です。
この文言があるか無いかで、信頼度は全く変わってきますよね。株式市場に向けて作られた法則で為替取引を成功させる事が出来るのか不安に感じる気持ちは理解できます。
更に調べてみるとFXではあくまでも【参考に】と言う単語が出てきていました。
と言うのもグランビルの法則にはいくつかのチャートパターンがあってその形に一致した時の動きが考えられている訳なのですが、そもそも一致すると言うのはどこまで一致させればいいのかが問題なのです。
そもそも為替取引は2度と同じチャートは無いと言われる事もありますし、その時の経済状況で値動の幅は変わる事があります。
法則に似たパターンは複数回でるでしょうが、法則に一致するパターンと言うのは、中々出ないのではないか?と言う不安もあるのです。
そもそもバイナリーオプション取引は、取引回数が増えなければ利益にはなりません。
バイナリーオプション取引は、FXや株式のように値幅が利益には直結しないので、パターンの出現が少なければ少ないほど、利益の増えるスピードは遅くなるので、あまりメリットを活かす事は出来ないのかなと言った印象があります。
まずはどういったものがパターンとしてあるのかを見てみた方がいいかもしれませんね。
グランビルの法則のパターンとは?
次に、グランビルの法則のパターンについて少し見ていこうかと考えています。
グランビルの法則には8つのパターンが存在していると言われて、それらを全て覚えて理解した上で投資を行わなくてはなりません。
買い【High】パターンが4つ、売り【Low】パターンが4つと思ったよりも覚えやすいです。
まずはどういったものなのかを見ながら説明をしていきます。
どちらのパターンにも共通する基本的な考え方として、2つのものを利用してパターンを形成する事を覚えておいてください。
- 移動平均線
- ローソク足
定番と言えば定番ですが、出来ればわかりやすいものがよかったので、これはある意味良かったのかなと感じます。
バイナリーオプションの場合エントリー自体は値幅の予想はあまりしなくていいので、簡単に見えるかもしれません。
ですが、あくまでもシンプルであって、簡単と言う訳では無いので注意が必要です。
次に買いパターンと売りパターンのついて解説をしていきます。
Highパターン①

移動平均線が下落した後にレンジとなっているか、上昇中となる場合に、ローソク足が移動平均線を下から上にクロス。
この時、上昇トレンドへの転換が表されているらしいです。
移動平均線を超えるとローソク足は越えた方向に向かいやすい傾向があると言われていて、そこを利用した形ですね。
注意点として、移動平均線が上昇傾向、又は横ばい(レンジ)になる局面に限ります。逆に移動平均線が下がった時は売りのサインになるので注意が必要です。
パターンとして、見極め難い場面も出てくるので、そこには注意が必要ですね。
Highパターン②

為替の流れの上昇途中で一時的にローソク足が移動平均線を下回った時、上昇トレンドのなかでもHighになりやすいポイントだと言われる事が多いです。
一旦下落して反転した後に上昇する形で、移動平均線を越えた後にHighでポジションを取ってもいいでしょう。ですが、移動平均線が下に抜けたからと言って、すぐにポジションを取ってしまうとフェイクに掛かる事があります。
上昇して移動平均線を越えてからポジションを取る。ここが重要です。
Highパターン③

大きく上昇した後、必ず反発が起きて下落すると言うのは為替の動きとしてよくある動きですね。
そこから移動平均線に触れないでまた上昇というパターンが存在します。移動平均線を超えずにまた上昇、急上昇からの反発から下落するだろうとチャートを見ずに考えてしまうのは危険だと言う事ですね。
最後まで気を抜かず、移動平均線に触れるかを自分の目で確認しましょう。触れずに上昇するのならばHighのパターンです。
Highパターン④

大きく下落した後、いずれ戻るという回帰性を狙うHighのポイントもあります。
移動平均線よりも下げ過ぎたから修正しようとした動きですね。これも間違いではありませんがいつ戻るのかは不明です。
また、戻らない可能性も0ではありません。トレンドに逆らった取引をしてしまう事になりますし、エントリーポイントの判断も付き難いのでバイナリーオプションではおすすめはしません。
Lowパターン①

Highパターン①と全く逆です。移動平均線が下落しているか、水平(レンジ)となっている箇所を下に貫いた所がLowのサインになります。
お分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、下降トレンドへの転換を表すシグナルです。注意が必要なのは、移動平均線が上昇している際は、上昇のサインとなる事は覚えておきましょう
Lowパターン②

こちらもHighパターン②とは正反対になります。一度ローソク足が移動平均線を越えた後転換し、下落して移動平均線より下回ればLowのパターンになるのです。
Lowパターン③

そろそろ予想がついてきたかと思いますがHighパターン③の逆パターンです。
大きく下落した後の反発で再び上昇、その後、移動平均線に触れずに下降したときがLowパターンとなります。
Lowパターン④

Lowパターンでもタイミングがつかめないからこそバイナリーオプションではおすすめはしません。
Highパターンの④逆パターンとなるのですが危険です。どの状況も考えられるので選択肢が多すぎる自体になってしまいます。戦略として選択肢を増やす事は推奨しますが、それは自分から行うから意味があるのです。
最初から選択肢が多すぎる予測と言うのは、あまり意味がありませんよね。
バイナリーオプション|重要なグランビルの法則は3種類!
8つのパターンがあると言われていましたが、実際に覚えておきたいのは3つのパターンとその逆のパターンの計6つです。

8つなら多いなと思ってしまいそうですが、3つのパターンとその逆を覚えるだけならなんとか覚えられるような気がしませんか?
逆の動きなので全く同じパターンと言われると違うとは思うのですが、Highの逆の動きをすればLow、Lowの逆の動きをすればHighと覚えておけば簡単かもしれません。
パターンを見る限りかなり初歩的な事であり、合致させるローソク足も少ないので、これだけでポジションを取って投資をすると言うのは、リスクが高すぎると考えます。フェイクが多数でそうですしね。
あくまでもこれは、【傾向】と考えるべきでしょう。
グランビルの法則を使ってバイナリーオプション取引をするというよりも、グランビルの法則を利用してトレンドの傾向を探ると考えた方がいいのかもしれません。
使えないと言っているのではなく、これだけで予測とするのはリスクが高いと言うのが正直な感想です。
パターン④は【逆張り】狙いの人に有効な手法
バイナリーオプション取引を行う場合は、トレンドに対しての順張りで取引をする人が多いです。というのも、バイナリーオプション取引によっては短時間の取引があるので、「逆張り」を狙うのはリスクが高いと言う点があるのかもしれません。
バイナリーオプション取引ではパターン④を外してもいいと考えたのは、この点があるからです。パターン④はどう考えても逆張りを利用する人が狙うものですしね。
バイナリーオプション取引では知らない人も多いかもしれませんが、実はこのグランビルの法則と言うのはFXでは知らない人がいないくらいに有名な手法なのです。
そこでも「逆張り」の手法と言われているので、長期的な取引に向いた逆張りの手法と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
グランビルの法則は短期的な予測よりも長期的な予測に向いている
上記でもお伝えしていますが、グランビルの法則が決して使えないと思っている訳ではありません。

詳細な予測と言う訳では無く大まかな予測と言った感じがあるので、短期のバイナリーオプション取引よりも、長期のバイナリーオプション取引に向いているのかもしれませんね。
そもそもが株式取引等の長期的な保有をする投資で出来た予測なので、長期の取引に向いているのかなと感じます。
バイナリーオプション取引にも長期の取引と言うものはあるのですが、最長でもポジションの保有には期限があるので、為替や株式投資とは保有出来る期間が違いすぎるのが問題点になりそうです。
個人的には、クランビルの法則のパターンだけでポジションを取るのは、バイナリーオプション取引では少しリスクがあるのかなと感じます。
【バイナリーオプション】グランビルの法則+αでトレードしてみよう!
テクニカル分析では様々なインジケーターを併用して為替の動きを予測してHighかLowを選択する訳ですが、グランビルの法則にもインジケーターを合わせれば、予測自体がもっと正確なものになる可能性があるかもしれません。
グランビルの法則+○○
テクニカルチャートを利用すれば、移動平均線は表示させる事もできますし、ローソク足も表示できるのでグランビルの法則を確認しつつインジケーターを利用してエントリーポイントを探る事も不可能では無いはずです。
WEB上を探してみたのですが、〇〇と組み合わせた方がいい!と言った意見はあまり見られなかったので、個人的に合わせてみたいと思ったMACDとの組み合わせを見ていきましょう。
MACDに関しては別記事で詳しく解説しているので、興味のある方はご一緒にご覧ください。

あくまでも、実験として一例を挙げるだけなので、ダメそうなら皆さんのお気に入りのインジケーターを利用してみてください。効果があったかどうか教えて頂けると尚うれしいです。
FXや株式投資でもグランビルの法則だけで利益にしている人はほとんどいない
グランビルの法則を決して否定する訳では無く、あくまでも【グランビルの法則だけで利益にするのはリスクがある】と言うだけです。
実際問題、FX等でもグランビルの法則を頭にいれた上で移動平均線を利用していると言うトレーダーの方もいるようですし、グランビルの法則を知っておいて損をする事では無いのは事実でしょう。
しかしながら、グランビルの法則だけで利益を出している人というのも同じように少ないのではないでしょうか。
はっきり言って、グランビルの法則の8パターンと言うのはかなりシンプルです。
細かいエントリーポイントを見たりするのは不向きなのかもしれませんね。
それでも影響力があるというのは、グランビルの法則自体が有用なものだと認識されているからだとも言えるのではないでしょうか。
逆に、グランビルの法則は使えないと言う意見も多く見かけます。要するに、使い方次第であり使う人次第と言った所でしょう。
どちらにせよ、単体で利用するものでは無いと言うのは頭にしっかりと入れておいた方が良さそうですね。
まとめ
グランビルの法則は使えないのか?と疑問に思って調べてみたのですが、意外と使える部分はあります。
ただし、グランビルの法則単体で予測をして投資をしたり、短期の取引での予測にはあまり向いてはいないのも事実です。
しっかりと取引時間を選んで利用する事が重要と言えるのかもしれませんね。
調べてみるとわかる事なのですが、使えると言う意見と使えないと言う意見がわかれています。
どんな取引をしているのかによって認識が変わると言う事なのでしょう。
- 使えない戦略では無い
- 単体で予測をするには大まかすぎる
- 何とあわせると有効なのかを考えよう
どの予測と組み合わせるのかが問題となってきますが、WEB上では答えは見つかりませんでした。いろいろと自分で試す必要がありそうです。
バイナリーオプション業者の中には無料でデモトレードが可能な業者もあるので、そういった所で気になるものを組み合わせてみるといいかもしれませんね。

せっかく使えるのなら有効活用して、自分だけのオリジナル戦略なんかもみつけてみるとおもしろいかもしれませんね。
グランビルの法則自体は即効性がある戦略ではないかもしれませんが、頭に入れておけば役に立つ可能性は十分に考えられるので、覚えられる方は是非頭にいれておいてください。
少しでも利益になる投資機会を逃さない為にも、こういった事は重要なのではないでしょうか。